こんにちは。ともままです。
ムシムシとした季節がやってきて、雨が降る日も多くなってきましたね。
この時期、気になるのがジメジメとした湿気です。おせんべいやポテトチップスなど、ほんの少し放っておくだけであっという間にしなしな!お肌がベタベタ・・・。
それだけの湿気が漂うわけですから、ここで気になるのがカビやそれに伴う嫌な臭いですよね。
カビは普段から空中に漂っているものですが、気温と湿度が上がるとカビが発生しやすくなり活発になります。
そして増殖して食べ物を腐らせたり、お風呂場にクロカビを作ったりするのです。
いくら普段空中にカビが浮遊しているとしても、目に見えてしまうようになると困りものです。
梅雨時期でも快適に過ごしたいですよね。
今回はカビのお掃除方法とできるだけカビを発生させないための方法をお話ししたいと思います。
あちこちベタベタしてる気がする~
気温が上がって湿度があるとどうしてもね~
よーし!カビになったら嫌だし掃除をしよう!
あーあスイッチ入っちゃった
カビって一体何者!?
カビとは、菌糸と呼ばれる糸状の細胞で出来ていて、胞子によって増える菌のことを言います。
シダ植物やコケ植物が胞子で増えることを中学生の頃に習いましたよね。菌であるカビも同じように胞子によって増えるのです。
カビにの中にも何種類かあります。
私たちがよく知るものとして、クロカビ、アカカビ、シロカビなど、食べ物に生えてしまったり、お風呂場に生えてしまったものを見たことがある方も多いでしょう。
ブル-チ-ズのアオカビや日本酒などに使用される二ホンコウジカビ、鰹節も脱水させるためにカビつけをしているのをご存じでしたか?このように食用になるカビ菌も存在します。
やっかいなのは、出来てほしくないのに出来てしまうカビです。それではなぜカビは発生してしまうのでしょうか?
発生する原因とは?
カビは、温度が20度~30度、湿度が75%以上で活発に増殖すると言われています。
ジメジメベタベタした中で元気いっぱいになったカビ菌は、ホコリや皮脂など様々なものを餌にして付着した場所でどんどん増えていきます。
温度や湿度を見て、冬の間はどうりでカビがはえないよね~と思っていらっしゃるそこのあなた!
とんでもございません!現代は冬の間も暖房で暖かく加湿器などで湿度を保っているため、窓にできた結露などが原因で窓やカーテンにカビが発生してしまうことがあるのです。
なので、ほぼ一年中カビができやすい環境になっていると言っていいでしょう。
こうしたカビ菌によって、食中毒やアレルギ-の原因になることがありますので、早めの対処とカビを発生させないための毎日の工夫が必要になります。
えー!一年中カビが出るなんて無理~
カビを除去して、カビが出ないようにしたらいいんじゃない?
うん、そうだね!どこからお掃除しようかな~
カビが発生しやすい場所と除去方法
それでは、具体的にどんな場所にカビが発生しやすいのか、どんなふうにお掃除したら良いのかをご説明していきます。
台所の排水口のぬめりやニオイ
排水口や付近のぬめりやニオイ、気になりますよね。このぬめりが放置されるとあっという間にカビになります。
排水口付近のぬめりや汚れは台所用洗剤とスポンジで綺麗にすることができます。
スポンジはお掃除用として、食器洗い用とは別にしてくださいね。
現在の台所用洗剤は除菌もできるのでキッチンの水回りのお掃除に役立ちます。
他に、排水口に重層を多めにふりかけ同じくらいの量のクエン酸の粉末をふりかけた後、流れ切ってしまわない量のお湯をかけると、シュワシュワ~と泡が出てきます。
15分ほど放置して水でよく洗い流すとぬめりがスッキリ!
どうしても触りたくない!時間もない!という場合は、ハイターなどのスプレータイプの塩素系漂白剤で簡単にスッキリ落とすことができます。この場合、他の洗剤などと混ざってしまわないように注意して使用してくださいね。
三角コーナーなども同様にお掃除できますが、私は三角コーナーは捨ててしまいました!汚れるのも早く、毎回お掃除するのが苦痛になってしまいはずしてしまったのですが、今ではビニールなどにゴミを入れてそのまま捨てています。
そのゴミを捨てる前にお酢を少量ふりかけて封をするとニオイも軽減されますのでお試しください。
そしてこのぬめりを少しでも放置してしまうと、この時期カビになってしまいます。あっという間にカビてしまうので気をつけてください。特に排水口付近は要注意です!
カビができてしまっていても、同様にお掃除してくださいね。
ちなみに、重曹やクエン酸はスプレータイプや液体タイプもあるので、使い勝手の良いものをご自身でお試しください。クエン酸はお酢でも代用できます。
排水口周り、やっぱりヌメリが酷かったけど、台所用洗剤で軽くこするだけでスッキリしたよ!
毎日一日の水仕事の仕上げにやったら、簡単で時間もかからないし、いつもきれいにしておけるね!
お風呂場のタイル目地のクロカビや排水口周りのアカカビ
お風呂場も湿気がこもる場所なので、冬場もカビに気をつけたい場所。
排水口周りや床に現れるアカカビであれば、お風呂用洗剤や重曹で軽くスポンジでお掃除すればスルッと取れます。
問題はクロカビのほうで、本当に出来はじめた初期のクロカビは落としやすいのですが、少しでも放置してしまうと根が張りなかなか落とすことができません。
お風呂場の壁や床などは石鹸カスが残ってこびりついたり、他の汚れが多いのでまずはそこのお掃除からはじめます。
白くモヤモヤとこびりついた石鹸カスも落としにくいですよね。こちらは石鹸と水が反応して変化したものに皮脂などが混ざって白くこびりついてしまったもの。
金属石鹸とも呼ばれますが、これはかなり頑固な汚れでスポンジでこすったくらいでは落とせません。
まずは、水アカを落とすためにクエン酸を使用します。スプレーボトルに水200mlを入れ、クエン酸の粉末を小さじ1入れてよく混ぜクエン酸水を作ります。汚れている部分にキッチンペーパーをあててそこにスプレーを吹き付け貼り付けます。
30分以上はそのまま放置したほうが良いでしょう。その上にさらにラップで覆っておくと乾燥を防げるので効果がアップします。その後スポンジで軽くこすりながら水で流しますが、かなり頑固な汚れですのでこれだけでは完全には落とせない場合もあります。
そんな時は重曹ペーストで。重曹は皮脂などの汚れを分解してくれます。重曹2に対して水1をよく混ぜ合わせペーストを作り、汚れている部分に塗り軽くスポンジでこすりましょう。これでだいぶ綺麗になるはずです。
水道の蛇口や湯船の外側、壁、できてしまったクロカビの上にもこういった汚れはできているはずですので、よくお掃除しておきます。アカカビや皮脂汚れなどはカビのエサになるとともに、クロカビの上にこの汚れが重なっていると、ますますクロカビが落としにくくなりますので注意が必要です。
最後にクロカビの除去に取りかかります。工程がたくさんあって大変ですが、一度やってしまえば後が楽ですので頑張りましょう!
まず上記の工程でお掃除した後に、クロカビの部分をよく乾燥させておきます。濡れていると根っこの部分まで浸透せずに洗剤が流れてしまうのでご注意ください。
頑固なクロカビは塩素系漂白剤に任せましょう。
こちらもキッチンペーパーなどを貼りつけて浸透させると効果があります。最後に45度以上のお湯で流してくださいね。
お風呂のお掃除って大変だね~。
全部お掃除した後に、予防として50度~60度のシャワーを壁にかけてみたよ!
毎日のお風呂の後にささっとスポンジでこすり洗いして、温度が高めのお湯で壁にシャワーしておくとカビ予防になるんだって!
火傷に注意してやってみてね!
洗濯機・洗濯層
洗濯層の裏やゴミ取りネットの部分などに雑菌やカビが発生していると、衣類が臭ったり汚れのカスが出てきたりします。
洗濯する度に、衣類の繊維や汚れ、溶け残った洗剤が洗濯層に残ってしまいカビが発生しやすい場所なのです。
ゴミ取りネットの中のゴミは毎回取り出して捨てましょう。洗濯層はだいたい3か月に1回程度、徹底的に掃除します。
洗濯層の掃除には「酸素系漂白剤」を使用します。酸素系であれば服を漂白しないので、すすぎがあまいまま洗濯しても大丈夫です。
まず洗濯層に最大限入るだけの水を入れます。この時、水よりもお風呂の残り湯などのあたたかいお湯のほうが効果が倍増しますので是非お試しください。
水またはお湯10Lに対して、100gの酸素系漂白剤の粉末を入れます。50Lの水でしたら500gの粉末を入れましょう。
そして洗濯コースでまわしていきます。5分ほど回したら一時停止にして、そのまま漬け置きます。漬け置く時間ですが、一晩置いたほうが確実に汚れが取れるのでなるべく6時間以上漬けておけるように時間配分してください。
漬け置いたら、洗濯コースでまた回します。5分ほど回したら一時停止させ、網で浮いてきた汚れを取り除きましょう。そのまま流してしまうとパイプや排水口の詰まりの原因になってしまいます。
洗濯コースで最後まで終わらせた後、若干浮いた汚れが残っている場合があるので雑巾などでよく拭いてくださいね。
洗濯機は分解してお掃除することもできますが、その場合は必ず業者さんなどにお願いしましょう。素人判断での分解は故障の原因になりますのでご注意ください。
洗濯機は洗剤と水を入れて放置しておくだけだから、お風呂場より楽ちんだったなぁ。
あ!蓋閉めちゃってた!開けて来なくちゃ~
窓・カーテン、結露からの汚れ
最近は暖房や加湿機能にすぐれた家電が増え、冬場でも快適に過ごせるようになりました。暖房であたたかくすれば風邪をひきにくい、加湿すれば喉も潤いますし、様々な流行病が起こる現代では、はずせないアイテムとなっています。
ですがその反面、窓の結露が起きやすくなりサッシやカーテンにカビがはえる現象が増えています。
カーテンの洗い方は、ぬるま湯に汚れたりカビてしまった部分を漬けて、酸素系漂白剤を入れて数時間放置しましょう。私はその後軽くすすいでネットに入れ、手洗いコースでお洗濯しています。
レースカーテンなどはお洗濯で痛みやすいので、熱いお湯を使用せず、ネットに入れて洗濯機ではソフトに洗えるコースを選んでいます。
脱水したらそのままカーテンレールに吊るしてしまいます。この時多少シワがあっても徐々に取れていきますのでご安心ください。
サッシなどの溝は外からの砂埃や部屋の中の埃が結露の水滴などによってカビになってしまいます。
普段のお掃除の場合は、私は爪楊枝で隅の埃を掻きだし、使い古しの歯ブラシで軽く溝のゴミを取り、拭き取ってからクエン酸水で仕上げ拭きをしています。
もしカビになってしまった場合は、同じように爪楊枝や歯ブラシで隅のゴミを取り除き、重曹とクエン酸の粉末をふりかけペットボトルやコップなどで少量水を足し泡の状態で少し放置してください。
その後拭き取ります。この時外に流せるようでしたら、水で流してしまっても構いません。水気はよく拭き取って乾燥させましょう。
対策しておくことも大切
毎日毎日的確にすべての場所をお掃除するのはとても大変なことですし、子育てや仕事、他の家事に時間を奪われるとなかなか難しいものがあります。
カビを発生させない対策を少しご紹介していきます。
下駄箱、クローゼット、食器棚やシンクの下には、紙袋に重層を入れて袋の口を開けたまま隅に置いてください。重曹が固まったら取り替え時です。固まった重曹はお掃除に活用できますので無駄がありません。
この時、できればアロマのティーツリーやミントを数滴たらしておくと香りも良いですし、防カビの効果もあります。
お風呂場、台所、洗濯機など水回りはどうしてもカビが発生しやすい場所です。
普段から、使用後に排水口に重層を少しふりかけておいたり、ぬめりなどは早めに対処する必要があります。
そしてなんと言っても、風通しを良くすること。
水気を拭いておく、換気扇を回しておく、扇風機などで風を作る、窓を開ける、洗濯機の蓋は使用後はいつも開けておきましょう。
窓の結露も起床したらなるべく拭くことをおすすめします。大変ですが、窓がいつもピカピカで気持ちいいですよ。
とにかく風を通して乾燥させ、いつも清潔にしておくことです。
それでもどうしてもカビが出てしまうのがこの梅雨の季節。
ですが、早め早めにしっかりとしたお掃除とカビ除去をすれば、梅雨時期のお掃除がぐんと楽になります。
5月中に冬場に出ていたカビの除去を済ませておけば、梅雨の間は普段のお掃除が楽になることがほとんどです。そして夏の終わりにまたしっかりとしたカビ除去をすれば完璧!
まだカビ掃除をしていないという方は、遅いなんてことはないですので是非取り掛かってくださいね。
まとめ
梅雨=カビの季節。日本で暮らしている以上仕方のないことではありますが、快適に過ごす方法はたくさんあります。
放っておくと様々な病気の元にもなりえますから、ひどくならないうちに早めに対処してしまいましょう!一度しっかりやってしまうと、嘘みたいに後のお掃除が楽になりますよ。
今年だけではなく、毎年毎日快適に健やかに過ごせますように。
やっと終わったあ。
カーテンを洗ったらお部屋が明るくなったよね~。
お疲れ様!本当になんだかスッキリしたよね~。
ね!これからもこの調子でお掃除続けていこうね。
え!あ、うん、はい。
(やっぱり僕がお風呂場掃除なのかなぁ)